(レース回顧担当:BNK)
当ブログの基幹シリーズ「ニンジン馬鹿クラブ週報」
当ニンジン馬鹿クラブ所属馬の前週の結果と次週の展望をレポートします。
P:次週の出走予定馬とその展望
D:実際のレース観戦(馬券購入)
C:前週の結果
A:次走へ向けての反省点等
こんな感じで「PDCA」サイクルを回していきます。
当クラブはオープン馬や期待の新馬も揃っていて自慢のラインナップです。
それでは【2021年10月23日レース回顧】アグリューム・ザダル【キャロット一口馬主】スタートです!
その前にBNKの先週のGⅠ観戦記から…
◆先週のGⅠ〜菊花賞◆
021年秋のGⅠシリーズ3戦目は三歳牡馬クラシック最終戦の菊花賞、皐月賞馬エフフォーリア、ダービー馬シャフリヤール共に別路線を選択、若干の寂しさはあったがそれでも最後の一冠を求めてフルゲートの18頭が仁川に集結した。
1番人気は前哨戦で好走した友道厩舎のレッドジェネシス、2番人気には皐月賞、ダービー共に3着だったステラヴェローチェ、3番人気には骨折明けを一叩きしたオーソクレースが続いた。
注目のスタート、最内を引いたワールドリバイバルが逃げる事が大方の予想であったがタイトルホルダーが一歩も譲らない形で鞍上が押して主張する。
しばらくはワールドリバイバルの津村騎手も抵抗していたがまるで短距離レースのようにタイトルホルダーが先頭に立った。
最初のスタンド前通過までペースを緩めず前半の1000mは1分ちょうどのハイペースでラップを刻む。
そしてレース中盤で一気にペースダウンし中間点では14秒台までラップを落とした。
そこでポジションを上げていったのは鮫島騎手鞍上のセファーラジエルのみで他の馬は金縛りにあったようにそのままの位置で競馬を続けた。
4コーナーでもタイトルホルダーは手応え抜群で直線へ。
もうこの時点で大勢は決してセーフティーリードを保ったままゴール、後続に4馬身差をつける圧勝であった。
2着争いは混戦になり僅かにオーソクレースが入りディバインラヴ、ステラヴェローチェが続いた。
勝ったタイトルホルダーは前走こそ直線での不利がたたって大敗を喫したが皐月賞2着、ダービー6着と世代トップの力は見せていた。
ハナを切ったディープインパクト記念では後のGⅠ馬シュネルマイスターを完封しており逃げた時の強さは格段の違いがあるようだ。
父ドゥラメンテその父キングカメハメハが挑戦する事さえ叶わなかった菊花賞のタイトルを見事に射止めてみせた。
ドゥラメンテ産駒初のGⅠ制覇となった。
また親子3代でのクラシックは史上初の快挙である。
2着のオーソクレースは大外枠を克服し2着、力は出したが今回は展開が向かなかった。
3着のディバインラヴは牝馬ながら大健闘の好走であった。
福永騎手の進言で追加登録料の200万を払って参加した甲斐があった。
1番人気のレッドジェネシスは13着、ペースを読めずに後方追走で全く見せ場が無かった。トップジョッキーの川田騎手だが長距離の差し追い込み馬だと信頼度は落ちる感じだ。
◆今週のレース展望◆
◉アグリューム
◉天然総帥厩舎
(天然総帥)
★BNKのレース回顧
土曜新潟 12R 3歳以上2勝クラス寺泊特別に出走。(1600m 芝稍重)
過去2勝している得意の新潟マイル戦に出走。
前走もまずまずの成績であった事から4番人気に支持されての出走となった。
スタート良く4番手を追走、ペースが落ち着いて超スローペース。
懸命になだめて折り合いをつける。
前半の1000mは1:02:7のマイル戦とは思えないスローペース。
長い直線の瞬発力勝負の競馬となる。
アグリュームも33秒台の末脚を繰り出したが先行馬も33秒台で上がりをまとめた為前を捉える事は出来ず流れ込む形で4着での入線となった。
もう少しレースが流れていれば肉薄するシーンがあったのかもしれない。
展開が向けば2勝クラスを勝ち切る力もあるが引退までに新潟のマイル戦はもう使えない。
何とか東京、中山でも好走して欲しいものだ。
★陣営のコメント
21/10/23 武井厩舎
23日の新潟競馬では好位でリズムを整えながら進み直線へ向いて追い出すが、伸びはするものの前と差を詰めることはできず4着。「これまでよりも出走間隔がやや短い臨戦過程ではありましたが、悪くない状態で送り出すことができました。実際の競馬は、テン乗りでしたけれども上手に乗ってくれましたし、馬自身もよく頑張ってくれています。ジョッキー曰く“大きな課題はないし、流れが向いてくれればチャンスはあるはずです”と言ってくれていました。このクラスとなるとなかなかそう簡単にはいきませんし、今回は切れ負けという結果に終わりましたが、それでも最後まで歯を食いしばって4着に食い込むあたりを見ても馬は良く頑張ってくれていますし、引退までに何とかもうひと花咲かせてあげられればという思いです。レース後の状態をよく見てから今後について検討していきます」(武井師)前走は初めての中山戦でまずまずの走りを見せてくれまして、その後の回復具合を見ていけると判断し、得意としている新潟戦となる今回のレースへ向かいました。以前よりも体質面、折り合い面は良くなって大人になっていて、最後の直線では上がり33秒台の脚を使っているものの大きく開いた上位2頭との差を詰められませんでした。引退期限までに挑戦できる新潟競馬は今回が最後だっただけに残念ではありますが、よく頑張ってくれたので馬を褒めてあげられればと思っています。今後につきましてはレース後の状態を確認したうえでどうしていくか検討していきます。
★出走レース
寺泊特別 2021年10月23日 新潟12R 芝1600㍍
◉ザダル
◉おしゃべりコスパ厩舎
(おしゃべりコスパ)
★BNKのレース回顧
土曜東京 11R GⅡ富士ステークスに出走。(1600m 芝良)
前走の新潟記念がよもやの大敗、立て直して得意の東京戦に出走してきた。
人気は割れていたが8番人気での出走となった。
スタートは良かったが出たなりで追走となりやや後方からの競馬となる。
前半の1000mは58.7のスローペース。
馬群は一団で直線へ。
ザダルの前は横一線に壁が広がったがスペースを見つけて抜け出してくるが外伸びの馬場であり伸び負けして7着に終わった。
上位入線馬と大きな差がついた訳ではなくほんのわずかの事で着順も替わってくるだろう。
今回は内枠が若干災いした感じだ。調子のいい時に適条件での出走を切に願う。
★陣営のコメント
21/10/23 大竹厩舎
23日の東京競馬では五分のスタートを切り中団のインを進む。直線へ向いて追い出すとジリジリと伸びてくるが7着まで。「久々で、しかも古馬重賞でのマイル戦ということからどうなるかはやってみないとわからないところもあったので、ジョッキーとは事前に“抱えてこれるポジションで進めよう”という話をしていたんです。位置や流れを意識しすぎるとなし崩しに脚を使わされてまったく良さが出ない可能性もあったのでそのような作戦で臨んだわけで、その結果あの位置からになりました。悪くはなかったと思うのですが、馬場が影響したようでしたね…。雨が降った影響もあって馬場が緩いようで、4コーナーあたりでは躓くような格好で2回ほど脚を取られていました。勝ち馬は別としても枠が枠なので上位組のような外の位置を通しにくく、内を通らざるを得なくなったのは痛かったです。それでいてジリジリと来ているからまったくダメではないし、悲観的になる必要もないのですが、前走からの巻き返しを果たすことができなくて申し訳ありません。マイルがダメという結論にはなりませんでしたが、条件は付きますかね。それでもこなせる範囲内と言えるのかなと思いますので、どこかで何とかいい結果を出すことができればと思っています」(大竹師)前走は首をかしげたくなる負け方になってしまいましたが、条件を見直し、デビュー戦以来のマイル戦へ矛先を向けて巻き返しを狙いました。直線ではオッと思わせる反応を見せてくれましたが、外目を通った馬たちの勢いのほうが上回り、上位に食い込むことはできませんでした。前走の悔しさを結果で晴らせればと思っていただけに残念です。それでもまずまずのメンバーの中で悪くない走りができたことは自信になるのではないかと感じられますし、次につなげられればと思っています。この後はレース後の状態を確認したうえで判断していきます。
★出走レース
富士S(GⅡ) 2021年10月23日 東京11R 芝1600㍍
いかがだったでしょうか!
以上が【2021年10月23日レース回顧】アグリューム・ザダル【GⅠ観戦記〜菊花賞】でした。
それでは次はレース展望でお会いしましょう。
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