(レース回顧担当:BNK)
当ブログの基幹シリーズ「ニンジン馬鹿クラブ週報」
当ニンジン馬鹿クラブ所属馬の前週の結果と次週の展望をレポートします。
P:次週の出走予定馬とその展望
D:実際のレース観戦(馬券購入)
C:前週の結果
A:次走へ向けての反省点等
こんな感じで「PDCA」サイクルを回していきます。
当クラブはオープン馬や期待の新馬も揃っていて自慢のラインナップです。
それでは【2021年9月18・19・20日レース回顧】アグリューム・アシェットデセール・アンクロワ・コーディアル・ジレトール・スマイルオンミー【キャロット一口馬主】スタートです!
◆今週のレース展望◆
◉アグリューム
◉天然総帥厩舎
(天然総帥)
★BNKのレース回顧
土曜 中山10R 2勝クラス御宿特別に出走。(1600m 芝重)
復帰戦の新潟がまずまずの内容の4着、2走目の上積みが期待されたが今回はメンバーが骨っぽく6番人気での出走となった。
スタートは互角に出て中団からの競馬となる。
前半1000mは1:00:9のスローペース。
直線までペースは上がらずよーいドンの競馬となってしまい位置取りが後ろになったアグリュームはいい脚を繰り出したものの前との差を詰めるだけで5着に終わった。
最後の1Fの伸びはなかなかのもので展開次第でこのクラスでも勝ち負けになるのではと思われた。
★陣営のコメント
21/9/18 武井厩舎
18日の中山競馬ではスタート後少し押す必要があり、中団後方からの競馬になる。直線へ向くとじりじりと伸びてきたが5着まで。「レース前から、具合はいいけれど中山での出走経験がない分どうかなと思うところがあって、実際そのような印象のレースになりましたね…。テンに思うように行けずやや後手に回る形になったのはそのあたりの経験の差もあったのかなと思えました。それでいて最後はくっついてきて掲示板まで来る走りを見せてくれましたし、上手くかみ合えば勝ち負けまでに持っていけるのではないかと思えました。ジョッキーも“よく頑張ってくれています”と言っていましたよ。引退期限があと1年先ならなお自信をもって言えるのですが、来年の春までに何とか間に合わせられるようにこれからも丁寧に接していくつもりです」(武井師)前走は負けてしまいましたが、その後も状態は良く、帰厩後の走りの質もいいことから勝負になるのではないかという期待を持って送り出すことができました。残念ながら最良の結果を出すことはできなかったものの、勝負どころまでの手ごたえとは裏腹に直線は伸びてきましたし、このクラスでも十分に勝負になるのではないかと改めて思わせてくれました。今回は前回からの調整期間が短かったのでその分の反動が如何ほどか気になるところではありますが、またいい形で次走へ向かうことができれば楽しみは広がると思いますので、まずはレース後の状態をしっかりと確認していきます。
★出走レース
御宿特別 2021年9月18日 中山10R 芝1600㍍
◉アシェットデセール
◉天然総帥厩舎
(天然総帥)
★BNKのレース回顧
日曜中山8R 3歳以上1勝クラスに出走。(2400m ダート稍重)
前走の札幌戦は途中で気が抜けた感じで大敗。
今回初勝利をあげた中山で巻き返しが期待された。
調教師は逃げ戦法を指示したものの他が速くジョッキーは早々に諦めて先行集団の後ろにポジションを取る。
気持ちが切れないように馬の間に入れるなどジョッキーも工夫している感じが見られたが馬群がばらけてしまうとやる気を無くしてしまい早々に圏外に。
直線またやる気を出して少しだけ伸びてきたが態勢は決した後であった。
どうも集中力に欠けるようであり長距離レースだと気持ちが続かないのかもしれない。
1800mくらいで逃げて後続から突かれ気の抜けないようなレースが合ってるかもしれない。
★陣営のコメント
21/9/19 小島厩舎
19日の中山競馬では五分のスタートから促して中団に付けるも2周目の向こう正面あたりからペースが上がり出すと追走に苦労し出し、直線ではまた伸びてくるも前とは離れてしまい7着。「逃げるつもりで前半出していってほしいと伝えてあり、ジョッキーもその旨を理解してくれていましたが、まわりとの兼ね合いもあって今回はあそこまでだったようです。実際の道中のリズムは良さそうだったので序盤あの形になったこと自体は悪くないかなと見ていたのですが、あの位置からになったのならば他の馬たちと同じようなタイミングで動いていては分が悪いので、しぶとさを活かすために先手を打ってほしかったというのが正直なところでしたね…。行けるなら途中からでも行くように伝えてあったのですが、馬に余裕がなかったのか行けず…。7番手くらいにいて7着ですから、消化不良感はありますかね…。バテてはいないし、一度さがったけれど最後にまたチョロチョロと来ていることを考えると力を出し切れていないのは明らかだと思いますし、悩ましいです。脚元のこともあるだけにただ強く求めればいいというわけにもいかないだけに難しさはありますが、思うような走りをお見せできず申し訳ありません。今日は中山に臨場できていないので、レース後の状態を見るとともに明良とも改めて話をして今後に繋げていければと思っています」(小島師)前走はレース前の試行錯誤も思うように活きず良さを全く発揮できないまま終わりましたので、今回は以前騎乗経験がある鞍上を再び迎えて、できる限り積極的な作戦で臨むことにしました。先頭に立つまでのダッシュは利かせられませんでしたけれど好位集団を見る位置から運ぶことができていましたし、前走よりも明らかにいいポジションから進められたのでもしかしたらと思わせてくれたのですが、残念ながら勝負どころから追走一杯になってしまいました。ただし、直線ではまた伸びを見せており、単純にバテたというわけではなさそうなのが却って悩ましいです。気持ちを如何に前へ向けられるかがポイントになってきますが、求めすぎてしまうと今度は脚元などに負担がかかってしまいかねませんので、何とかいい方向へ導いていければと思っています。この後についてはレース後の状態をよく見たうえで判断していきます。
★出走レース
3歳上1勝クラス 2021年9月19日 中山8R ダ2400㍍
◉アンクロワ
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★BNKのレース回顧
日曜 中山5R 2歳新馬戦に出走。(1600m 芝稍重)
坂路の最終追い切りで好時計、兄弟馬もそこそこ走った事もあり混戦模様の中1番人気の支持を受けた。
パドックでは小柄ながらまとまった馬体で仕上がりの良さが伺えた。
気の悪さも見せる所はなかった。スタートは良くハナに立つ勢いであったが外から主張してくる馬がいたためそれを行かせて内の好位で競馬を進める。
前半の1000mは59.8のミドルペース。
4コーナーで一瞬脚を溜めて空いた最内を突くとあっという間に後続を突き放して1着でゴールを駆け抜けた。
勝時計は1:35:3と稍重ではまずまずのタイム。
とにかくレースセンスが良く安心して見ていられる感じがあった。
モーリス産駒特有の気難しさは持ち合わせているらしいが競馬では出てきていないのが幸いである。
次走が重賞でも楽しみだ。
★陣営のコメント
21/9/19 伊坂厩舎
19日の中山競馬では好スタートを切り3~4番手のインを進む。勝負どころで促す必要はあったが直線で追うとしっかりと反応して抜け出し、優勝。「とりあえず無事に勝つことができてホッとしました。良かったです。会員の皆様おめでとうございました。レース自体は上手にこなしてくれているように見えたと思います。実際そう思えるところもあるのですが、所々で粗削りな面を見せていました。ジョッキーに聞いても同様の意見で、勢いがつきすぎてしまうようなところがあったと言っていましたね。先週末に入れた本馬場での様なアクションと言いますか、無我夢中で突っ走ってしまおうとするところがあります。今回に限ってはまずそういう経験を事前にしておけたことが良かったですけれど、今後においては課題になるのかなと思います。勝負どころで少しモタモタしたのは、まわりを気にしたりしてのものではなく、ベースの問題かと思われます。まだ出来ていないと感じられる状態で、それは返し馬の時点から思わせていましたから、仕上がり途上だった分あのとき思うようにスピードを上げていけなかったのでしょう。それでも直線でゴーサインを出すとしっかりと反応できていました。初戦に関してはパフォーマンスをあげるというよりも整えることに主眼を置いた調整をしたので上手に走れたのかなとも思いますが、センスの良さがあるということは確かなはずです。あとは反動面ですね。ある程度仕上げてあればまた違うのでしょうが、途上中で使った分ガクッと来ることも考えられますし、右前脚を中心に脚元への負担が如何ほどかということも気になるところです。精神面も含めてまだまだこれからという馬ですから、良い成長をさせていくためにも大事に使わせていただければと思っています」(伊坂師)小柄でかつ脚元の難しさもあることから慎重に育成を進められ、本州への移動ならびにデビューに関しても焦らず慎重に判断してきましたが、再入厩後の動きが軽快で評価も上々でした。直前で疲れが見られたことからいくらか心配したものの、陣営が上手く持ち直してくれたこともあって悪くない状態になり、楽しみを持って初戦へ臨むことができました。幼さはあるのでしょうが、スタートを決め好位でしっかりと折り合いながら走ることができていましたし、直線で追われるとスッと反応するというセンスの良さを披露してくれました。今回は相手関係や枠に恵まれた感は否めませんけれども、初戦でこれだけやれたのは自信になりますし、この後も楽しみです。脚元に関しては今後も継続して付き合っていかなければいけないポイントですので、慎重に対応しながらレースへ向かっていければと考えています。
★出走レース
2歳新馬 2021年9月19日 中山5R 芝1600㍍
◉コーディアル
◉おしゃべりコスパ厩舎
(おしゃべりコスパ)
★BNKのレース回顧
日曜中京11R GⅡローズステークスに出走。(2000m 芝良)
前走1勝クラスを快勝、いきなりの重賞挑戦だが伏兵扱いの8番人気での出走となった。
注目のスタート、前走は出遅れたが今回ゲートは普通に出た。
しかし他馬に挟まれると頭を上げて嫌がる素振りを見せ結局最後方からの競馬となった。
前半の1000mは1:01:2のスローペース、エイシンヒテンは4馬身程のリードを保ったまま直線へ。
結局上がり勝負の競馬となりコーディアルには展開が向かなかった。
また直線でも馬込みに入れると突っ張る感じが見られたのは気になった。
それでも勝馬からは1秒差で大負けはしておらず次走自己条件なら勝ち負けであろう。
★陣営のコメント
21/9/19 高野厩舎
19日の中京競馬ではややゆっくりめのスタートで最後方から進める。道中少し力んだこともあり、直線は脚を使っているものの前との差を詰められず13着。「今日はいい結果を出せず申し訳ありませんでした。スタートはいつもどおりという感じであまり速くはなかったのですが、ジョッキーによると、今回はその後で外の馬が急に近くに寄ってきたり、内から来て前が狭くなったり、1コーナーまでにかなりエキサイトしてしまったとのことでした。結果ポジションを下げざるを得ず、直線へのエネルギーが残っていなかったという内容でした。能力があるのは間違いないのですが、レースぶりがまだ粗削りというか、もう少し覚えていかなくてはいけないことも多いと思います。レース後、上がりの歩様などは問題ありませんが、この後はしっかり馬体をチェックしてからプランを考えていきます」(高野師)これまでのレース内容から、同世代とならば重賞でも…と思えたのですが、前半リズムを崩してしまい力を出すことができませんでした。まだレースぶりも幼く、これから覚えていかなくてはいけないことは多いと思いますが、スムーズならまだ上を目指せる器ですし、今後の成長に期待したいところです。この後は馬体を確認してから検討します。
★出走レース
ローズS(GⅡ) 2021年9月19日 中京11R 芝2000㍍
◉ジレトール
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★BNKのレース回顧
土曜 中京1R 2歳未勝利戦に出走。(1400m ダート不良)
デビュー戦は芝の1400m戦を使って先行して5着、母がチャンピオンズカップを制したサンビスタという事もありダート替わりの今回は断然の1番人気でレースを迎えた。
一叩きして馬体重は-12kgとしっかり絞れた。
スタートは互角に出たがしばらくは外の馬と雁行状態で先行していたがスピードの違いでハナに立つ。
競り合っているように見えたが前半の3Fは35.1とそんなに速くはならなかった。
終始手応えよく直線ではジワジワと後続との差を拡げて危なげなく初勝利をものにした。
順当勝ちと言える。
次走芝に戻すのかダート連戦かそして距離を延ばしてくるのかいろいろと注目される。
★陣営のコメント
21/9/18 松永幹厩舎
18日の中京競馬ではまずまずのスタートから促しつつハナを切る。リードを保ったまま直線に向かうと、そのまま後続を振り切って優勝。「ジョッキーが返し馬からハミを口に当てないようにするなど、テンションが上がらないように気を付けてくれたのですが、そのおかげで落ち着いた状態でゲートまで行くことができました。ただ、落ち着き過ぎたようでスタートからなかなか進まなかったのですが、気を抜かないよう最後までしっかりと追って勝ち切ってくれました。『初戦より馬は良くなっていました』とも言ってくれましたし、先々が楽しみです。今日はありがとうございました」(松永幹師)母系からもダート替わりは問題ないと見ていましたが、スタートから先手を奪う形で進めると、あとは2着以下を寄せ付けることなく見事勝利しました。まだまだ伸びしろが見込める馬ですから、今後の成長にも期待したいところです。この後はトレセンで馬体を確認してから検討していきます。
★出走レース
2歳未勝利 2021年9月18日 中京1R ダ1400㍍
◉スマイルオンミー
◉天然総帥・BNK厩舎
(天然総帥)
(BNK)
★BNKのレース回顧
月曜中山5R 2歳新馬戦に出走。(1600m 芝良)
最終追い切りで動いた事もあり6番人気の支持を受けての出走となった。
馬体重は522㎏太目残りは明らかであった。
ゲートは元々不安があった馬だが隣の馬がゲート入りを嫌がった事で影響を受けてしまい案の定出遅れてしまった。
挽回すべく押していったがなかなかスピードに乗れず。
前半の1000mは1:01:7の超スローペース。
逃げ馬が上がりをまとめる行った行ったの競馬で後方の馬には出番はなかった。
スピード不足の感があり血統面からもダート向きではないだろうか。
★陣営のコメント
21/9/20 尾関厩舎
20日の中山競馬ではスタートの出が遅く後方から進める形になる。早めに手が動き出し、勝負どころから直線は外を通して伸ばそうとするがジリジリとした伸びに留まり10着。「510キロ台を想定していたのですが、追い切りから少し間が空いた分、520キロ台での出走となりましたが、極端に重いというほどではなく、トレセンでの調整時と同じくらいで出走することになりました。最近は大人しくしているものの、初入厩時はピリピリし、口を固くして走りすぎる傾向にあったので、競馬場へ来て様子が変わる可能性があると思い構えていたのですが、到着後、装鞍所、そしてパドックでも大人しすぎるくらいでしたね…。その分、冷静さを欠くことはなく、行儀も良かったのですけれど、競馬にも影響が出てスタートでも出遅れ気味になってしまいました。ジョッキーが頑張らせてくれていましたが、スローペースのなかであの格好になりましたし、ちょっと辛かったですね…。元々のイメージだとスピード寄りの馬に思えましたが、今の気性、そして馬体等を見るともう少し距離があってもいいのかもしれません。ジョッキー曰く“馬を気にするようなところがあったのですが、外に出すと走りは良くなっていました”とのことでしたので、そのあたりも良化の余地として見ることができるのかもしれません。血統面を考えるとダートも選択肢に入れていいのかもしれませんけれど、ジョッキーの感触的には芝がダメとは思わないようなので、そのあたりは今回の内容だけで切り替える必要はないのかなという印象です。条件はともかく、一回使ったあとどう変わってくるかですね。初入厩時のような様子を見せてくるようならばまた見直さなければいけないでしょうし、このまま落ち着いた様子を見せるようならば前向きさを引き出していくような工夫をしていくことも考える必要があるでしょう。いずれにしても、この後の状態をよく見ながら接していければと考えています」(尾関師)初入厩後は特に精神面のダメージにより立て直しに時間を要しましたが、再入厩後は概ね問題はなく調整を重ねることができました。稽古の動きだけだと初戦からどこまでか…という印象は拭えず、実際のレースでもスタートで後手を踏んだことも相まってより苦しくなってしまいました。残念ながらいい競馬とはなりませんでしたけれど、使いつつ心身ともにしっかりとしてきてくれれば変わってきてもいいはずなので、これからの成長に期待をしたいと思います。この後についてはレース後の状態をよく確認してから判断していきます。
★出走レース
2歳新馬 2021年9月20日 中山5R 芝1600㍍
いかがだったでしょうか!
以上が【2021年9月18・19・20日レース回顧】アグリューム・アシェットデセール・アンクロワ・コーディアル・ジレトール・スマイルオンミー【キャロット一口馬主】でした。
それでは次はレース展望でお会いしましょう。
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