(レース展望担当:BNK)
当ブログの基幹シリーズ「ニンジン馬鹿クラブ週報」
当ニンジン馬鹿クラブ所属馬の前週の結果と次週の展望をレポートします。
P:次週の出走予定馬とその展望
D:実際のレース観戦(馬券購入)
C:前週の結果
A:次走へ向けての反省点等
こんな感じで「PDCA」サイクルを回していきます。
ちなみに当クラブの全所属馬はこちら!
オープン馬や期待の新馬も揃っていて自慢のラインナップです。
それでは【2021年6月12日・13日レース回顧】アシェットデセール・カイカノキセキ・コントラチェック・ザダル・ダグザ・【キャロット一口馬主】スタートです!
◆先週のレース回顧◆
◉アシェットデセール
◉天然総帥厩舎
(天然総帥)
★BNKのレース回顧
日曜東京7R 3歳以上1勝クラスに出走。(2100m ダート良)
前走初のダートの長距離戦で結果を出し今回も東京2100mに出走してきた。
今回から初のチークピーズを着用、一叩きされて馬体も絞れ出来は良く見えた。
スタートで横の馬に寄られ最後方からの競馬となってしまう。
長距離戦とはいえ痛恨の不利を食らってしまった。
1コーナーでステッキが入る始末。
どうなることかと思われたが向正面から徐々に上がっていき4コーナーから直線入り口ではあわやの期待を抱かせた。
さすがに道中脚を使っていたため最後は脚が上がってしまったが能力は見せた。
今後もダートの長距離戦なら期待が持てそうだ。
★陣営のコメント
21/6/13 小島厩舎
13日の東京競馬ではスタート後に挟まれるような格好になり後方から。流れを見て向こう正面からポジションを上げていきながら直線へ向かうと長く脚を使って5着。「出来ればいい形で流れに乗ってもらいたいと思っていたのですが、スタートで挟まれるような格好になってしまいましたね。その後ミルコは促してくれているのですが、すんなりと勢いがつかず向こう正面で落ち着いたところでじわーっとポジションを上げていくような形になりました。理想としていた形にはならなかったものの、それでいて最後までしっかりと走れていて上位争いもできていますから、よく頑張ってくれているとも言えるような気がします。現地に臨場していたスタッフによるとミルコは“乗っていても感じがいい。あとは本人のやる気だけかな。良い馬です”と言ってくれていたそうです。馬具に関しては、あまり大きいと却って良くないかもしれないということだったので、今後のレースへ向かう際はそのあたりも踏まえて改めて検討していければと考えています」(小島師)前走好走できたことで現級に対してある程度メドが立ちましたし、それなりに自信をもって臨むことができました。しかし、スタート後に寄られたのもあったか行き脚を思うようにつけられず、後方からの競馬を余儀なくされました。途中からまくるように上がっていくと、さすがに前まで飲み込むことはできなかったものの早めに動き出しているのにもかかわらず最後まで勢いが鈍らず長く脚を使ってくれました。スタミナがあってやはり長い距離設定はいいなと思えましたし、前走に続いて掲示板に載る走りを見せてくれましたから、今後に期待できるのではないかと思います。さすがにタフな競馬だったと思いますから、レース後の状態を見てどうしていくか検討していきます。
★出走レース
3歳上1勝クラス 2021年6月13日 東京7R ダ2100㍍
◉カイカノキセキ
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★BNKのレース回顧
土曜札幌 5R 2歳新馬戦に出走。(1000m 芝良)
札幌競馬場入厩後の状態が良くレースに使える感じになったとの事で出走が決まった。
レースでは3番人気の支持を受けての出走となった。
注目のスタートだったが好発を決めてそのまま先頭へ。
騎手が促す感じでは無くスピードの違いでスムーズな走りを見せる。
前半3Fは34.4。
リズムの良い走りで先頭のまま直線へ。
脚色は全く衰えずそのまま後続を振り切ってゴール。新馬勝ちを納めた。
タイムは56.9のレコード、前レコードホルダーは後の桜花賞馬となるアローキャリー、カイカノキセキの前途洋々といったところだ。
★陣営のコメント
21/6/12 札幌競馬場
12日の札幌競馬では五分のスタートから二の脚が速く先頭へ。そのままスムーズに直線を向き、最後まで危なげなく逃げ切り勝ち。「ありがとうございました。今日は中京競馬場に臨場していたためモニターでの観戦でしたが、スッと先手を取っていいスピードを見せてくれました。時計も速かったですね。ジョッキーは“仕上がりも良かったですし、今日は1000m戦でスピードを活かす競馬ができました”と話していたそうですが、フットワークはダートっぽいかもという話もあったようなので、洋芝も良かったのかもしれませんね。この後は一度放牧に出す予定です」(池添学師)開幕週の良馬場とはいえレコードタイムでの逃げ切りですから見事でした。初戦から良いスピードを見せてくれましたし、これから楽しみです。この後はいったん放牧に出す予定です。
★出走レース
2歳新馬 2021年6月12日 札幌5R 芝1000㍍
◉コントラチェック
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★BNKのレース回顧
日曜札幌11R GⅢ函館スプリントステークスに出走。(1200m 芝良)
スプリント戦転向から3走目の前走のオーシャンステークスで見事に勝利し今回も1200m戦に参戦してきた。
現地滞在での競馬はこの馬には向いていると思われ調教の動きも良かったのだがまだ前走がフロックと思われたのか負かしたカレンモエが1番人気であったのに対しこの馬は6番人気での出走となった。
注目のスタート、1番人気のカレンモエが好スタートを切る。
その内から予想通りビアンフェが先頭に立つ。
その後ろあたりにコントラチェックが位置するかと思われたが前走のような生きっぷりはなく中団からの競馬となる。
前半3Fは32.8のハイペース。4コーナーで前との差を詰め抜けてくる感じはあったが直線は伸びず8着に終わった。
ペースが速くて脚が溜まらなかった感じだ。
今後もスプリント路線を歩んでいきそうだが気分良く走れる条件が揃えば目が離せない。
★陣営のコメント
21/6/13 札幌競馬場
13日の札幌競馬では中団を進み、勝負どころからじわっと進出していって直線へ向いたが、最後は勢いが鈍り8着まで。「入厩当初は少し立派に映る格好をしていましたけれど、コンスタントに動かしてきて、輸送もあって徐々に引き締まり、いい状態でレースへ送り出せたように思いました。スタートもまずまずでいい形で流れに乗れていたように見えたんですけれどね…。時計が速すぎた印象です。前走時が1分8秒台で今回は開幕週ということもあってか7秒台でしたから、さすがに厳しかったでしょうか。ジョッキーに話を聞いても流れが速すぎて脚が溜まり切れなかったようでしたね。残念ではありますが展開ひとつでもあると思いますので、またいい状態で送り出せるようにしていきたいです」(本間助手)前走に続いての勝利に期待をかけましたが、残念ながら最後は脚色が鈍ってしまいました。結構いいペースの中で中盤より進出していくような形になったことが却って苦しくなってしまったのでしょう。前走で負かしている馬が1、2着になっているように力が足りないということはないはずです。そして、今回使ったことで上向く部分もあるでしょうから巻き返しを期待しています。今後についてはレース後の様子を見たうえで判断していきます。
★出走レース
函館スプリントS(GⅢ) 2021年6月13日 札幌11R 芝1200㍍
◉ザダル
◉おしゃべりコスパ厩舎
(おしゃべりコスパ)
★BNKのレース回顧
日曜東京 11R GⅢエプソムカップに出走。(1800m 芝良)
8か月振りの出走ながら3番人気の支持を集めての出走となった。
+12㎏での出走だったが気持ち太いくらいで仕上がりは良く見えた。
好スタートから中団でレースの流れに乗って競馬を進める。
前半の1000mは58.8と淀みのない流れでこの馬向きの展開となった。
馬群は一団で直線に入るがザダルは馬場の良い外目を通って一気に加速し先頭に躍り出る。
サトノフラッグが追いすがったが余裕を持ってゴール。
初重賞制覇を果たした。
勝ったザダル、三連勝でダービートライアルを制した素質馬だが休み休みの出走で実力を十分に発揮出来ていなかった。
今回は見事な初重賞制覇だがまだキャリア10戦今後の飛躍が期待出来る。
この馬の父トーセンラーもGⅠ制覇は5歳秋のマイルチャンピオンシップ、ディープ産駒としては遅咲きであった。
父に続いて大きいところを目指して欲しい。
★陣営のコメント
21/6/13 大竹厩舎
13日の東京競馬では五分のスタートを切り中団より進める。じっくり構えて直線へ向き焦らずに進路をキープしてワンテンポ待ってから追い出すとしっかりとした伸びを見せ、後続の追い上げを封じて見事優勝。「5年ぶりですかね。この勝負服でまたエプソムカップを勝つことができて感慨深いです。あの時も思うところがあったのですが、今回もまた勝つことができて嬉しいです。騎手も思うところがあったようで、今回騎乗依頼をした際に“また戻ってきてくれるとは思わなかったです”と言っていましたし、先週も今週も追い切りに乗ることを希望していました。それに、彼は前から“この馬は切れますよ”と言ってくれていたんです。我々は特に古馬になってからそうかな…という思いを持つようにもなっていたのですが、やはりプリンシパルSでのあの脚は確かで、今も健在。彼の言う通りでしたね。それにやはりザダルのことを一番知っているということが今回一番大きかったように思えます。手前を替えづらいところがあるザダルですが、直線でも右手前に替えるのを待てていました。慌てて動かしてしまうとそのまま替えないで左手前のままで走り切ってしまうようなところもあるので、伸びが鈍るんです。替えるのを待ってからしっかりと追い出すあたりはやはりこの馬のことを理解している彼ならではと思いますし、その騎乗のおかげでしょう。レース後もすごく喜んでいましたよ。週中のコメントでもお伝えしましたが、体は明らかに重く、脂が乗っているような状態でした。実際に息も悪く、暑いのが苦手でもあるから正直悪かったんです。そんな中、レースの少し前に雨が降ったのも幸いだったかもしれません。それによってスッと汗が引いてくれましたからね。また、雨で湿って程よいクッションの利く馬場状態になったのではないかと思えたこともプラスに働いたのかもしれません。いろんな巡り合わせと言いますか、すべてがかみ合って成しえた今回の勝利だったような気がします。さすがに頑張って走ってくれたので、レース後の上がりの歩様を見ていると前捌きが特にゴトゴトしていました。球節が沈下しないくらい体重がしっかりと乗らないような歩き方もしていますし、さすがにヘトヘトなのでしょう。まずはしばらく時間をかけて観察していきますが、無理をせずひと息入れてあげられればと考えています。会員の皆様、重賞優勝おめでとうございます」(大竹師)前走の毎日王冠後は脚元の不安を解消するべく北海道へ出し、約8ヶ月ぶりの復帰戦となりました。事前の談話にあったようにちょっと厚さを感じさせる馬体で、現に馬体重も2桁増でしたが、競馬へ行くと無理なく流れに乗れ、追い出すとしっかりと反応して素晴らしい伸び脚を披露してくれました。最後は追い詰められたもののしっかりと凌ぎ切ってくれましたし、久々の勝利で、なおかつ重賞制覇とあって嬉しい限りです。前走はG1馬に返り討ちにあい、壁を感じましたが、またいつの日かリベンジできるように力をつけていってくれたらと思います。今後についてはレース後の状態をよく見てから検討していきます。
★出走レース
エプソムC(GⅢ) 2021年6月13日 東京11R 芝1800㍍
◉ダグザ
◉BNK厩舎
(BNK)
★BNKのレース回顧
日曜中京 2歳新馬戦に出走。(1200m 芝良)
調教の動きはまずまず及第点で早くからこのレースへの出走を決めていた。
調教の動きが良かった4頭が人気を集めたがダグザはその中では4番手でレースを迎えた。
怖がりな面があり鞍上が松山騎手ということもあって逃げるのではないかと思われたが内から好発の馬がいたため無理せずに折り合いをつけて2番手を追走する。
前半の3Fは35.8の調教並みのスローペース。
隊列は変わらずに直線へ。
ダグザは逃げ馬に並びかけるが逃げたメリトクラシーも余力十分で逆に突き放される。
更に後方から追い込んできたインプロバイザーにも差されて3着に終わる。
勝ち時計は1:10:7でダグザの走破タイムは1:10:9、前半スローとはいえレースレベルは低く特筆すべきところは何もない。
叩いての良化に期待したい。
★陣営のコメント
21/6/13 安田隆厩舎
13日の中京競馬では五分のスタートから行き脚ついてすんなり2番手をキープ。そのまま直線を向くが、追い出してからの伸びはもうひとつで3着。「今日は札幌競馬場に臨場していてモニターで見ていましたが、調教で感じていたとおり、追ってギアが上がらない感じでした。現地のスタッフによると、ジョッキーは“3~4コーナーでいくらか外に行こうとしたぐらいで右にもたれるところは問題ありませんでしたし、もう少し早めに踏んでいっても良かったかもしれません。道悪はまったく問題なかったです”と話していたそうです。装鞍所などでも幼いところは見せていたそうなので、いったん放牧に出して少し成長を促しても良さそうです」(安田隆師)勝負どころの手応えは良く見えましたが、まだスッとギアが上がらない感じは調教どおりということでしょうか。まだ子供っぽいところも見せているそうですし、馬体がしっかりしてくれば最後のひと伸びに繋がるはずですから、ここでひと息入れて少し成長を促す予定です。
★出走レース
2歳新馬 2021年6月13日 中京5R 芝1200㍍
いかがだったでしょうか!
以上が【2021年6月12日・13日レース回顧】アシェットデセール・カイカノキセキ・コントラチェック・ザダル・ダグザ・【キャロット一口馬主】でした。
それでは次はレース展望でお会いしましょう。
◆一口馬主情報満載◆
↓↓↓
※当ブログはキャロットクラブ様より許可を得て画像や文章等を転載させていただいております。