(ヴァーダイト:3歳上1勝クラス)
当ブログの基幹シリーズ「ニンジン馬鹿クラブ週報」
当ニンジン馬鹿クラブ所属馬の前週の結果と次週の展望をレポートします。
P:次週の出走予定馬とその展望
D:実際のレース観戦(馬券購入)
C:前週の結果
A:次走へ向けての反省点等
こんな感じで「PDCA」サイクルを回していきます。
ちなみに当クラブの全所属馬はこちら!
オープン馬や期待の新馬も揃っていて自慢のラインナップです。
それでは「ニンジン馬鹿クラブ週報」第63回目のスタートです。
◆ニンジン馬鹿クラブ週報◆
秋のGI「ジワるRACE」~朝日杯FS
秋のGI戦線を当クラブの「リーサルウェポン・BNK」が回顧します。
【第十弾】朝日杯FS
2020年秋のGⅠ第10戦は朝日杯フューチュリティステークス、ホープフルステークスのGⅠ昇格によってメンバーレベルの低下が囁かれてはいるもののここ3年の結果をみるとその後の活躍は朝日杯組の方が圧倒している。
早いうちから己の適正条件で力を発揮出来る場が与えられるようになったと考えた方がいいのかもしれない。
今年もマイルに適性のありそうな若駒が集まった。
1番人気は前走のデイリー杯をレコードで制したレッドベルオーブ、今年は朝日杯と同舞台だけに信頼を集めた。
2番人気は道悪のサウジアラビアロイヤルカップを制したステラヴェローチェ、3番人気には前走でレッドベルオーブと接戦を演じたホウオウアマゾンが続いた。
レースはルメール騎手騎乗のモントライゼが引っ張る形で始まった。
昨今伏兵馬でGⅠに騎乗する事が無くなった今回は離れた4番人気での参戦、正攻法では苦しいとみたか大逃げの手に出た。
前半3Fは33.7、1000m通過は56.9の超ハイペースで1頭一人旅を続ける。
二番手グループにグレナディアガーズ、ホウオウアマゾン、レッドベルオーブは中団に控えるがこのハイペースでも掛かり気味、その後ろをステラヴェローチェが追走する。
直線に入ってもモントライゼはリードを保って逃げ込みを図るが残り1Fで流石に一杯になり替わってグレナディアガーズが先頭に躍り出る。
内からステラヴェローチェ外からレッドベルオーブが追いすがるがグレナディアガーズの脚色は良くそのままリードを保ってゴールを駆け抜けた。
勝ち時計は1:32:3のレコード。
2着にステラヴェローチェ、3着にレッドベルオーブが入線した。
勝ったグレナディアガーズ、父フランケル母もGⅠ勝ち馬という事でデビュー前から注目を集めていたが勝ち上がりに時間を要した事、マイル戦でレッドベルオーブに大敗しているという事で今回は7番人気と人気を落としていたが今回は早いペースを先行して押し切るという強い競馬でGⅠを制した。
今後は成長力が課題となるが適正条件を使っていけば一流馬として活躍出来るのではないだろうか。
2着のステラヴェローチェは前走から一変しての高速決着に対応出来るところを見せた。
クラシックを目指すという意味ではこの馬に一番の可能性がありそうだ。
3着のレッドベルオーブは踏み遅れての3着。
力があるところは見せたがこのハイペースでも道中掛かっており今後クラシック路線を歩む事を考えると折り合いが最大のカギとなりそうだ。
ニン馬鹿版「先週のレース回顧」
◉スターオブエイジア
◉天然総帥・トウシロひかる厩舎
(天然総帥)
(トウシロひかる)
★BNKのレース回顧
日曜中山 5R 2歳新馬戦に出走。
スタートは良く外枠であったがすっと内に潜り込んで好位置を確保する。
前半1000mは1:00:0の平均ペース。
直線に入るとフラフラするところはあったもののじりじりと脚を伸ばして4着で入線した。
調教では馬ナリに終始しゲート合格にも時間が掛かっていた馬だけに現状の能力は出せているのではないだろうか。
叩いての良化に期待したい。
★陣営のコメント
20/12/20 宮田厩舎
20日の中山競馬ではまずまずのスタートから先団に取り付ける。好位をキープして直線へ向き、この馬なりに脚を使うものの前を行く勝ち馬との差はなかなか詰められず4着。「初戦を迎えるにあたってまずは精神面がポイントでしたが、輸送に関しては特段問題なく、馬体を保ったまま競馬場に着くことができました。それでもトレセンで気を遣ったように、競馬場の馬房で他馬の動きを見たり、音を聞いたりすると煮詰まってしまう可能性が高かったので、メンコを厚めにしたり、可能な限り馬房から外を見えにくくして競馬へ臨みました。テンション面はそこまで極端になることはなかったものの、装鞍所で人が何か求めたり、返し馬で他馬と隊列を組んだりするなど、この馬自身のペースと異なると怒りやすく、ゲート裏で立ち上がる姿も見られるなど引き続き注意は必要な様子でした。ゲートに関しては中で最後の方に怪しくはなったけど、この馬として考えれば上手にこなしてくれましたね。道中は外目の枠ながら上手く内に潜り込んで前に馬を置いて進めてくれましたし、新馬として経験を積ませるには悪くない形を作ってくれました。ジョッキーによればハミの取り方、手前の替え方を含めてスムーズだったようで、この馬のセンスの良さは示してくれたと思います。まだちょっと力が付き切っていなくて、追われてからフワフワするなど直線の反応に関してはもっと求めていきたいですが、入厩からゲート試験をパスするまでの流れを考えると、まずは無事に新馬戦を終えられたことは良かったです。追い切りはもちろん、ゲートにも付きっ切りで対応してくれた丸山元気が理解して臨んでくれたのは大きいですね。今後はレース後の状態を見てから判断しますが、競馬を経験したことでいい面も、そうでない面も出てくるでしょうから、慎重に判断していきたいです」(宮田師)トレセンでの様子からテンション面やゲートなど、気を付けるポイントはいくつかありましたが、初めての競馬と考えると総じて悪くなかったのではないでしょうか。追ってから伸びきれなかったように今後の鍛錬は必要ですが、外目の枠から上手く好位に潜り込むなどセンスの良さも見せてくれましたので、次走での更なる前進に期待したいです。競馬を使ったことで気性的にスイッチがより入りやすくなる可能性があるので、今後に関してはレース後の状態を見ながら慎重に判断していきます。
★出走レース
2最新馬 2020年12月20日 中山5R 芝1600㍍
◉セツゲツフウカ
◉天然総帥・ラストバブル・おしゃべりコスパ・トウシロひかる厩舎
(天然総帥)
(ラストバブル)
(おしゃべりコスパ)
(トウシロひかる)
★BNKのレース回顧
日曜阪神 6R 2歳新馬戦に出走。
馬体重は424㎏で小柄であったが見栄えは良く3番人気での出走となった。
スタートは良く松山騎手だけに先行させるかと思われたが外の馬が早く控える形に。
前半1000mは58.9の平均ペース。
途中馬群に怯む面も見られた。
直線では内に進路を取って末脚を伸ばし6着で入線した。
追い切り本数が少ない割に仕上がってはいたが中身はともなっていなかったようだ。
血統からは早熟系と思われ早いうちに勝ち上がりたいところだ。
★陣営のコメント
20/12/20 池添学厩舎
20日の阪神競馬ではまずまずのスタートから出たなりで中団馬群を追走。直線は内々をジリジリ伸びたが6着まで。「良い結果を出せず申し訳ありません。スタートは良かったのですが、二の脚で外の馬が速く、控える形。ジョッキーは『馬群で少し怯む面があってハミを取らなかったりするところはありましたが、直線前が開いてからはジリジリ伸びてくれました』と話していました。実質2本の追い切りでここまでやれましたし、しっかり立て直して次きっちり勝ち切りたいと思います」(池添学師)カイバ食いが渋く、体つきもスッキリしていることもあって実質2本の追い切りで臨むことになりましたが、勝負どころからの反応は良く、能力の片鱗は示してくれました。体がしっかりしてくればチャンスは来るでしょうし、まずは立て直して次走に備える見込みです。
★出走レース
2歳新馬 2020年12月20日 阪神6R 芝1400㍍
◉セブンサミット
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★BNKのレース回顧
土曜阪神 4R 2歳未勝利戦に出走。(1800m 芝)
好スタートから押して行き逃げの手に出る。
行きっぷりはよくしっかり折り合っていた。
前半1000mは1:00:1のスローペース。
直線でも手ごたえ良く逃げ込みを図ったが勝ち馬の決め手に屈してクビ差の2着。
後続は引き離しており相手が悪かった。
速い上がりのレースにも対応出来たのは収穫であった。
現状は逃げ先行のレースが向いていそうだ。
期待の大きい馬、次走は決めたい。
★陣営のコメント
20/12/19 石坂正厩舎
19日の阪神競馬では五分のスタートから押して先手を奪い、後続を引きつけつつ逃げる。淀みない流れでレースを引っ張り、直線もしぶとく脚を使うが、最後は勝ち馬に屈して2着。「今日は中山競馬場に臨場するため目の前でレースを見てはいないのですが、休みを挟んで馬自身良くなっていたことに加え、ジョッキーが現状のこの馬の良さを引き出してくれたと思います。レースぶりからは距離はあっても良さそう。また改めてジョッキーの話を聞いて、今後の予定などを決めていこうと思います」(石坂師)現状切れる脚がないことから逃げの手を打ちましたが、もともとコントロールの利くタイプでスムーズに走ることができました。最後交わされてからも離されずに踏ん張れたあたりにも成長を感じますし、次こそは、と思えるレースだったと思います。この後は馬体を確認してから検討します。
★出走レース
2歳未勝利 2020年12月19日 阪神4R 芝1800㍍
◉ガルフォート
◉天然総帥・おしゃべりコスパ厩舎
(天然総帥)
(おしゃべりコスパ)
★BNKのレース回顧
土曜阪神 5R 2歳新馬戦に出走。(1600m 芝)
スタート良くすんなりと好位置を取りレースを進める。
前半1000mは1:02:5のスローペース。
絶好位で直線に入ったがなかなか前を捉えられず挟まれる不利もあって8着に終わってしまった。
不利が無ければもう少し着順が上がったかもしれないが抜け出る脚も無かったのは確か。
レースレベルも低く今回の一戦は残念感がある。
★陣営のコメント
20/12/19 中内田厩舎
19日の阪神競馬では好スタートを切り先団につけて進めていくが、追い出してからの反応はひと息で、直線は目立った伸びは見られず8着。「う~ん、もう少し走れると思ったんですけどね…。調教では少しずつ動けるようになってきましたが、実戦に行くとまだ非力そうな印象を受け、思うように動き切れていないようでした。ただ、一度競馬を使ったことでまた変わってくる部分もあるでしょうし、経験を積みながら成長させていきたいと思います。ジョッキーのコメントはまだ聞けていないので、後ほど確認したうえで今後について検討していきます。今日は申し訳ありませんでした」(中内田師)追い切りを重ねて少しずつ良化が見られる状態でしたし、実戦でどのような走りを見せてくれるかと思いましたが、追ってから伸び切れずに終わってしまいました。まだ心身ともに良化途上という印象ですが、秘める素質は確かな馬だと思いますから、うまく成長を促しながら結果につなげていきたいところです。この後はトレセンで馬体を確認してから検討していきます。
★出走レース
2歳新馬 2020年12月19日 阪神5R 芝1600㍍
◉ヴァーダイト
◉天然総帥厩舎
(ラストバブル)
★BNKのレース回顧
土曜阪神 8R 1勝クラスに出走。(2000m ダート)
今回初めてダートに戦いの矛先を向けた。
兄に砂の王者クリソベリルがおり否が応でも期待は膨らんだ。
左右の馬が前に行った為、レース序盤から砂を被る形になってしまったが全く怯むところは無くこの時点でダート適正が垣間見られた。
首の低いフォームで3番手を気分良く追走する。
4コーナー手前で先頭に並びかけるとあっという間に後続を突き放して快勝、約1年ぶりの勝利となった。
勝ち時計は平凡だが勝ちっぷりは良くクラスが上がっても期待が出来そうだ。
★陣営のコメント
20/12/19 音無厩舎
19日の阪神競馬では五分のスタートから行きっぷり良く好位につけスムーズに進む。4コーナーでは抜群の手応えで前に並びかけて、直線半ばで先頭に立つとそのまま後続を寄せ付けず優勝。「期待はしていましたが、きっちり変わってくれましたね。負かした相手も強いですし、いい勝ち方だったと思います。今日は中京に臨場していましたが、現地の助手によると『ダートの方が折り合いが楽でした』と言っていたそうで、最後も上ずることがなくしっかり走っていたとのことでした。これで一度放牧に出させていただき、この後は番組を見ながら決めていきます」(音無師)芝のデビュー戦が非常にいい勝ち方だっただけにここまでこだわって使ってきましたが、ダートに変わってのこの勝ち方はやはり血統でしょうか。終始手応え良く進んでいたように見えましたし、上に上にと力が逃げがちな走りも、しっかり地を捉えて推進力がありました。この後が楽しみですが、まずは放牧に出してリフレッシュさせ、今後のプランを検討していきます。
★出走レース
3歳上1勝クラス 2020年12月19日 阪神8R ダ2000㍍
◉シーズンズギフト
◉ラストバブル・おしゃべりコスパ厩舎
(ラストバブル)
(おしゃべりコスパ)
★BNKのレース回顧
土曜中山 11R GⅢターコイズステークスに出走。
前走の暴走逃げからどう立て直してくるか注目された。
スタートで痛恨の出遅れ。これで腹を括って最後方から競馬を進める事になった。
逃げ馬がやりやった為前半1000mは58.3のハイペースでレースは流れシーズンズギフトは折り合って競馬が出来ていた。
直線に入り進路を内へ取ると目の覚めるような伸びを見せた。
坂上で伸びが鈍って僅差の4着で入線となった。
今回出遅れの誤算はあったが折り合って差す脚を見せるという新たな面を引き出す事が出来た。
この競馬が続けれるようなら重賞でも通用するであろう。
★陣営のコメント
20/12/19 黒岩厩舎
19日の中山競馬ではスタートで後手を踏み、最後方から進める。勝負どころから徐々に進出を開始し直線最内から追い上げるも4着まで。「前回のあの競馬のあとでしたので、今回は落ち着いてレースへ臨むこと、我慢して最後に脚を使うことをテーマとして掲げていました。返し馬のあとに落ち着いて歩けていたので悪くなかったかなと思えましたが、ゲートで少しスイッチが入ってしまったようで、スタート後は離れた最後方の位置でも力むシーンがありましたね…。それでも、思いのほかペースが途中で緩んだにもかかわらずそこで力みが少し和らいだのはいい点でした。ゴーサインを出してから加速する脚は素晴らしく速かったですが、坂の半ばあたりで同じ脚色になったのは右モタれが残るのとあの位置からの追い込みと坂で削がれたのかなと考えられました。大味な内容になってしまいましたが、テーマとして掲げていたものに関してはギリギリ及第点をあげられるものだったのではないかなと思いますし、今後につなげられるのではないかと捉えています。何とか来年の春の大舞台に歩を進められるようになればと思いますのでどこかで結果を出せればと考えていますが、その第一歩として進み出せたのかなと思いますし、これから細かい修正点を少しずつでもいいものへと変えていければと思っています」(黒岩師)前走はスタートで接触され、それ以降力みっぱなしで最後はやめたような競馬でしたので参考外と思えましたし、仕切り直しの一戦でした。最後方からの競馬になりましたがそれでもなお力みが見られるところを鞍上が必死になだめながら進めてくれたことで脚は溜まり、最後は内からスルスルと追い上げを見せてくれました。もう少しというところまで来ていただけにいい結果とは言えないものの、腹をくくった大胆な競馬で力を示してくれたように思えましたし、今後につながるのではないかと思います。なかなか賞金加算とはいきませんが、いずれ大仕事を成し遂げてくれると信じて大事に接していきたいです。今後のことについてはレース後の状態を慎重に見たうえで判断していきます。
★出走レース
ターコイズS(GⅢ) 2020年12月19日 中山11R 芝1600㍍
ニン馬鹿版「今週のレース展望」
◉デスティノアーラ
◉BNK厩舎
(BNK)
★ラストバブルのレース展望
令和2年のニンバカの締めくくりはBNKの看板馬であるデスティノアーラのデビュー戦となった。
遅生まれでもなく大きな頓挫もなかったが、馬格がない故、じっくりと成長をさせながら調整されて来た。
ここにきてかなりしっかりとしてきて、デビューを迎えることとなった。
ゲート試験合格からそのままのデビューにはなるが、調整は順調に見え、調教タイムは水準以上である。
特にラスト1Fのタイムは父譲りのキレを感じさせるもので、素質の高さは疑いようがない。
中団から鋭い末脚でゴールする姿が思い浮かぶ。
是非先頭でゴールしてBNKの初勝利と共にニンバカの2020年を締め括って貰いたい!
★陣営のコメント
20/12/23 池添学厩舎
23日は栗東坂路で追い切りました(53秒8-39秒7-26秒2-13秒3)。「今朝は松山騎手に乗ってもらって坂路で追い切りました。先週しっかりやっているのでサッと馬なり程度でしたが、ジョッキーは“まだ非力な印象でチップだと動ききれないが、芝に行って良さそう”とのことでした。なんとか馬体はキープしていますので、あとは良馬場でやりたいですね」(池添学師)26日の阪神競馬(2歳新馬・芝1800m)に松山騎手で出走を予定しています。
★出走レース
2歳新馬 2020年12月26日 阪神4R 芝1800㍍
いかがだったでしょうか!
以上が【ニンジン馬鹿クラブ週報(63)】今週はデスティノアーラが新馬戦に登場!【キャロット一口馬主】でした。
それではまた来週お会いしましょう。
◆一口馬主情報満載◆
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※当ブログはキャロットクラブ様より許可を得て画像や文章等を転載させていただいております。