(シーズンズギフト:若竹賞)
当ブログの基幹シリーズ「ニンジン馬鹿クラブ週報」
当ニンジン馬鹿クラブ所属馬の前週の結果と次週の展望をレポートします。
P:次週の出走予定馬とその展望
D:実際のレース観戦(馬券購入)
C:前週の結果
A:次走へ向けての反省点等
こんな感じで「PDCA」サイクルを回していきます。
ちなみに当クラブの全所属馬はこちら!
オープン馬や期待の新馬も揃っていて自慢のラインナップです。
それでは「ニンジン馬鹿クラブ週報」第62回目のスタートです。
◆ニンジン馬鹿クラブ週報◆
秋のGI「ジワるRACE」~阪神JF
秋のGI戦線を当クラブの「リーサルウェポン・BNK」が回顧します。
【第九弾】阪神JF
2020年秋のGⅠ戦も後残すところ4戦となった。
ここからは若き2歳馬の戦いが続く。
第9戦若き乙女の戦い阪神ジュベナイルフィリーズはフルゲートの18頭で争われた。
ハナを切ったのは熊本産のヨカヨカ、2番手にポールネイロンが続く。
1番人気のソダシは好位を追走し2番人気のサトノレイナスは大きな出遅れはなくソダシを見る形で中団を進む。
3番人気のメイケイエールは何とか後方で折り合いをつける。
前半の1000mは58.7のミドルペースでよどみなくレースは流れた。
直線に入ってもヨカヨカは先頭を守り一瞬あわやと思わせた。
ソダシは進路が開かずにもたつく間に外からメイケイエール、連れてユーバーレーベンがヨカヨカに襲い掛かる。
前が開くとソダシが一気に先頭に躍り出るがそれも束の間内からサトノレイナスがソダシに並びかける。
一瞬サトノレイナスが前に出たがゴール寸前でソダシが差し返してハナ差出たところがゴールとなった。
僅かに遅れたサトノレイナスが2着、外から追い込んだユーバーレーベンが3着となった。
勝ったソダシはクロフネ産駒の白毛馬、白毛と言うとどうしてもネタ扱いされそうだがブチコからシラユキヒメに遡るこの牝系はもはや名牝系と言っても過言ではないだろう。
早い時計にも対応しオールマイティの強さをみせている。先行抜け出しの戦法も安定感があり来春の主役である事は間違いないであろう。
2着のサトノレイナスはわずかのところで戴冠を逃したがソダシとは同等の評価をしていいだろう。
ゲートの出も改善されておりサトノフラッグの全妹という血統からも距離延長も問題ない。
ユーバーレーベンは札幌2歳ステークスでソダシと差のない競馬をしており今回は人気の盲点であった。
体重の増減が激しく展開に左右される脚質でもあるが能力は上位2頭と遜色はない。
ニン馬鹿版「先週のレース回顧」
◉ベレヌス
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★BNKのレース回顧
日曜阪神 9R 3勝クラスオリオンステークスに出走。(2200m 芝)
迷う事なく先手を取ってマイペースの逃げに持ち込む。
前半1000mの通過は1:03:8の超スローペースでレースは進んでいく。
楽に行っている分直線に入っても手ごたえは十分で直線半ばまで粘っていたが最後は決め手のある馬達に屈してしまい4着に終わった。
前走でこのクラスでやれる目途は立っていたが今回も好走した。
レース運びは安定しており今後も期待が出来る。
★陣営のコメント
20/12/13 杉山厩舎
13日の阪神競馬では五分のスタートからジワッと押して先頭に立つ。いいペースに持ち込むも、後続のプレッシャーが厳しく、直線半ばで一杯になり4着。「今日は申し訳ありませんでした。1000mの通過タイムを見てもいいペースだったと思うのですが、後続が動いた分早めに仕掛けざるを得ないところもあり、最後は余力がなくなってしまいました。逃げなくてはいけない馬ではありませんが、ジョッキーは『ゲートでいくらか気が入った様子で、駐立が不安定でした』と言っていて、そのあたりはちょっと影響があったかもしれません。ここまでしっかり仕上げてきたので、一度放牧に出してあげたいと考えていますが、立て直した後は駐立の練習をしたいと思います」(杉山師)リズム良く逃げて直線はギリギリまで粘りましたが、最後は一杯になってしまいました。ペースが良かっただけにいいタイミングで追い出せていればもう少し頑張れたかもしれません。いずれにせよ展開ひとつという印象ですし、駐立を改善して次走巻き返してもらいたいと思います。この後は一度リフレッシュに出すことも考えています。
★出走レース
オリオンS 2020年12月13日 阪神9R 芝2200㍍
◉カーディナル
◉天然総帥・ラストバブル・おしゃべりコスパ厩舎
(天然総帥)
(ラストバブル)
(おしゃべりコスパ)
★BNKのレース回顧
日曜中山 3R 2歳未勝利戦に出走。(2000m 芝)
断然の1番人気での出走となった。
外枠からそつなく先行し4番手の外目を追走する。
終始楽な手ごたえで直線に向かう。
いつ前を捉えるかと思われたがなかなか前に並ぶところまでいかず後ろからも差される始末で3着での入線となった。
前走の府中でも決め手の甘さを見せたが中山に替わっても同様であった。
いずれ順番は回ってくるだろうがスケールは小さくなるばかり。
★陣営のコメント
20/12/13 林厩舎
13日の中山競馬ではスタート後じわっと上げて好位の外につける。縦長の展開のなかじっくり進めて直線へ向かうが思うような伸びはなく3着まで。「圧倒的な人気に推されていたのに皆様の期待に応えられず申し訳ございませんでした。川田ジョッキーに話を聞くと“馬の雰囲気は良かったですし、レース運びもとても上手でいい走りをしてくれましたが、体の緩さが目立つ分だけ最後は踏ん張り切れませんでした。それでも現状で大きな課題点はありませんし、成長してきそうないい馬ですよ”と言ってくれました。着差が着差だけにジョッキーも悔しそうに仰ってくれましたが、特に道中の進め方など文句ないレースをしてくれたと思っています。心肺能力が高い分だけ動けますが、ジョッキーが言うように、緩さがあるのは否めませんので、上手に付き合いながら成長を促していかなければいけないと思っています。連戦した後ということもありますので、基本的にはここでひと息入れて次のレースへ向かうことを考えています」(林師)前走後、優先出走権利の期間をいっぱいに使って馬体のケアを施したうえでしっかりと攻めを重ねて今回のレースへ向かいました。流れを見ながら焦らずじっくりと進められたのは良かったのですが、直線へ向くときの手ごたえがさほど良くなく、鞍上が鼓舞してくれてようやく伸びてきたものの3着が精一杯でした。最後までジリジリと来ているだけに悩ましいですが、積んでいるエンジンを十分に活かすだけのボディがまだ備わっていないということでしょうか。もどかしく思いますが毎度上位争いを見せてくれているように能力上位なのは確かなはずなので、何とか前進し、勝利をもぎ取ることができればと願っています。今後についてはレース後の状態をよく観察したうえで判断していきます。
★出走レース
2歳未勝利 2020年12月13日 中山4R 芝2000㍍
ニン馬鹿版「今週のレース展望」
◉スターオブエイジア
◉天然総帥・トウシロひかる厩舎
(天然総帥)
(トウシロひかる)
★ラストバブルのレース展望
気性の問題からゲート試験にも手間取った。
恐る恐るの調整で追い込みきれていないようで、初戦からと言うタイプではない。
バランスの取れた馬体からポテンシャルの高さを感じさせ、素質でどこまでやれるに期待している。
★陣営のコメント
20/12/16 宮田厩舎
16日は美浦南Wコースで追い切りました(67秒4-53秒0-39秒2-12秒9)。「今週も丸山元気を乗せて追い切っています。3頭併せの2番手を追走して、最後は先行した2歳1勝馬にしっかり併せられ、3番手を追走していた同じ新馬には先着できています。今朝は朝1番の組で馬場入りしたこともありますが、気温が低くて馬場が凍るなどしてタフさを求められる中、時計、動きともに合格点を挙げられるものでした。カイバ食いは問題なく、馬体は460キロ後半から470キロ前半で安定して推移していて良いですね。あと気性面に関しては、馬場の入り口は相変わらず気を遣う以外に、先週末くらいから馬房内でも徐々にうるさくなってきています。乗り込むことで良くも悪くもスイッチが入ってきていますから、競馬当日にどれくらいの精神状態で臨めるかはひとつのポイントになるでしょう。ジョッキーの感触的には週を追うごとに動きは良くなっているとのことですし、あとはしっかりゲートを決めていい走りを見せてほしいです」(宮田師)20日の中山競馬(2歳新馬・芝1600m)に丸山騎手で出走を予定しています。
★出走レース
2歳新馬 2020年12月20日 中山5R 芝1600㍍
◉セツゲツフウカ
◉天然総帥・ラストバブル・おしゃべりコスパ・トウシロひかる厩舎
(天然総帥)
(ラストバブル)
(おしゃべりコスパ)
(トウシロひかる)
★ラストバブルのレース展望
4人出資のシーズンズギフトの半妹。
前脚の捌きに少し硬さを感じ、故障のリスクを感じずにはいられないのは難点ではある。
姉よりも馬体はコンパクトではあるが、センスの高さと順調度で初戦からやれそうな気がする。
血統からも1400はピッタリで牝馬限定なら勝負になるのではないだろうか。
名前もいいし4人でワクワクしたいので、絶対に勝ち上がって貰います。
何とか桜花賞を夢見させてくれ!
★陣営のコメント
20/12/16 池添学厩舎
16日は栗東坂路で追い切りました(53秒9-39秒8-25秒2-12秒4)。「今朝は坂路で併せて追い切りました。体重の軽い見習い騎手が騎乗していたとはいえ、軽く仕掛ける程度でしっかり反応していい動きを見せてくれました。馬体は先週の段階で430キロ。仕上がっているので、420キロ台で競馬ができればと思っています」(池添学師)20日の阪神競馬(2歳新馬・牝馬限定・芝1400m)に松山騎手で出走を予定しています。
★出走レース
2歳新馬 2020年12月20日 阪神6R 芝1400㍍
◉セブンサミット
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★ラストバブルのレース展望
デビュー前に心配していた鈍足が現実になり、出走した2戦は直線でジリジリとした伸びしか繰り出せなかった。
見栄えのする馬体から全く素質がない訳ではなかろうが、時間が必要な印象を受ける。
今回は厩舎から動きが軽くなったとの評価を受けており、距離の短縮と合わせて何とか勝ち上がりを決めたい。
クラシックへの夢は遠のいたが、晩成の評価通りに着実に成長して欲しい。
★陣営のコメント
20/12/16 石坂正厩舎
16日は栗東坂路で追い切りました(53秒6-39秒6-26秒3-13秒4)。「今朝は馬場が悪くなった時間帯での追い切りになってしまって終い1ハロンはちょっとかわいそうでしたが、それ以外はしっかり走っていましたし、反応自体も文句なく良かったです。引き続き体調も精神面も問題なくいいですから、なんとかいい結果を期待したいですね」(桑村助手)19日の阪神競馬(2歳未勝利・芝1800m)に福永騎手で出走を予定しています。
★出走レース
2歳未勝利 2020年12月19日 阪神4R 芝1800㍍
◉ガルフォート
◉天然総帥・おしゃべりコスパ厩舎
(天然総帥)
(おしゃべりコスパ)
★ラストバブルのレース展望
上の実績から初戦から動ける血統と見るが、調教からは不安を感じる。
一週前に4着に破れたロックユーに3馬身遅れで本当に大丈夫なのか。
初戦から仕上げてくる中内田厩舎だけにヘタな仕上げはしてこないと信頼しているが、逆に凡走ならポテンシャルに疑問符がついてしまう。
相手関係も揃った感があり、試練のデビュー戦になりそう。
川田とのゴールデンコンビでの出走は、師は勝てる器と踏んでの事だと解釈したい。
★陣営のコメント
20/12/16 中内田厩舎
16日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝は荻野極騎手に手伝ってもらい、CWコースで追い切りを行いました。併走相手と離れてしまったために単走の形になり、直線は流すような感じの内容だったのですが、ジョッキーは『やればもっと動けそうな感じはしました。追い切った後もケロッとしていましたし、レースに行っても走れると思います』といい感触を伝えてくれました。先週追い切ってから変わってきてくれていますし、あとは実戦でどんな走りを見せてくれるかですね」(中内田師)19日の阪神競馬(2歳新馬・芝1600m)に川田騎手で出走を予定しています。
★出走レース
2歳新馬 2020年12月19日 阪神5R 芝1600㍍
◉ヴァーダイト
◉天然総帥厩舎
(ラストバブル)
★ラストバブルのレース展望
手ごたえよく4コーナーを迎えても直線で伸びないレースが続く。
未だに馬体に芯が入らず、トップギアが無い様な走り。
そこでダートに条件を変更する訳だが、ディープ産駒の同馬は兄クリソベリルとはタイプが違うのは馬体からも明らか。
ダートならワンペースでも勝負になるかもしれないが、本質的な適性がダートとは思えない。
馬自身の成長を気長に待ちたい。
★陣営のコメント
20/12/16 音無厩舎
16日は栗東坂路で追い切りました(53秒1-39秒1-25秒8-13秒3)。「最終追い切りということで今朝は坂路で追い切りました。やはりトモに緩さが残る分、坂路だとモタれるような感じになってしまいますが、その中でも53秒1なら上々でしょう。しっかり体も使えていましたし、ダートでの変わり身に期待したいですね。鞍上は団野騎手に依頼したと聞いています」(生野助手)19日の阪神競馬(3歳上1勝クラス・ダ2000m)に団野騎手で出走を予定しています。
★出走レース
3歳上1勝クラス 2020年12月19日 阪神8R ダ2000㍍
◉シーズンズギフト
◉ラストバブル・おしゃべりコスパ厩舎
(ラストバブル)
(おしゃべりコスパ)
★ラストバブルのレース展望
前走は馬の気に任せハイラップで前を追いかけ撃沈!
度外視して改めてと言いたい所だが、そう単純にはいかないだろう。
何とか我慢する事を教えて来た苦労が水の泡となった。
その意味からも前走の老ジョッキーの騎乗は罪深い。
今回は行きたがるのをガッチリ押さえてアクセルとブレーキを同時に踏みながらのレースになるだろう。
GO TO事業と同じく急停止にならない事を願うが、トンネルは長く続きそうだ。
★陣営のコメント
20/12/16 黒岩厩舎
16日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒1-53秒5-40秒2-13秒1)。「今週の土曜日の競馬に備えて今朝追い切りを行いました。先週いいリズムで走れいたので、そのイメージで今回もやれればと思いながら行っています。実際のところ、リズムは良く、力みが目立ちすぎることもありませんでした。心身のバランスはいいように思え、良い追い切りができたのではないかと感じています。心肺機能も高いところまで来ているように思え、この馬のパフォーマンスを引き出せる状態にあるのではないかと見ています。課題の右へのモタれは多少ありますが、これは短いスパンで直すというよりも、成長して馬体強化して直していきたいところもでもあるので、現状見られるのは致し方ないかと思います。右回りに戻りますが、中山はいい競馬もできているので、今の段階でできる修正をしながらいい走りをお見せできればと思います」(黒岩師)19日の中山競馬(ターコイズS・牝馬限定・芝1600m)に津村騎手で出走を予定しています。
★出走レース
ターコイズS(GⅢ) 2020年12月19日 中山11R 芝1600㍍
いかがだったでしょうか!
以上が【ニンジン馬鹿クラブ週報(62)】今週はGⅢ・ターコイズSのシーズンズギフト他大挙6頭出走!【キャロット一口馬主】でした。
それではまた来週お会いしましょう。
◆一口馬主情報満載◆
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※当ブログはキャロットクラブ様より許可を得て画像や文章等を転載させていただいております。