(アーモンドアイ:ジャパンカップ)
当ブログの基幹シリーズ「ニンジン馬鹿クラブ週報」
当ニンジン馬鹿クラブ所属馬の前週の結果と次週の展望をレポートします。
P:次週の出走予定馬とその展望
D:実際のレース観戦(馬券購入)
C:前週の結果
A:次走へ向けての反省点等
こんな感じで「PDCA」サイクルを回していきます。
ちなみに当クラブの全所属馬はこちら!
オープン馬や期待の新馬も揃っていて自慢のラインナップです。
それでは「ニンジン馬鹿クラブ週報」第60回目のスタートです。
◆ニンジン馬鹿クラブ週報◆
秋のGI「ジワるRACE」~マイルCS・ジャパンカップ
秋のGI戦線を当クラブの「リーサルウェポン・BNK」が回顧します。
【第六弾】マイルCS
2020年秋のGⅠ第6戦はマイルチャンピオンシップ。
次週の夢の対決が控えているせいかイマイチ盛り上がりに欠けた感があったがGⅠ馬8頭が参戦し17頭が秋のマイル王の座を目指した。
一斉のスタートから予想通りレシステンシアがハナに立つが飛ばしていく感じではなく2番手にラウダシオンが付ける。
アドマイヤマーズ、グランアレグリアも位置を取りにいき先行し、その直後にインディチャンプが続く。
サリオスは後方から。
前半の半マイルは46.9、1000m通過は58.5で馬場状態を考えるとスローペースでレースは流れていく。
直線半ばでアドマイヤマーズがレシステンシアを交わし逃げ込みを図るがその外からインディチャンプが内にいたグランアレグリアを蓋しながらアドマイヤマーズを捉えにかかる。
インディチャンプが抜け出して外にスペースが出来た途端グランアレグルアがあっという間に前を飲み込み先頭でゴールを駆け抜けた。
勝ったグランアレグリア、今回はマイルの流れにもしっかり折れ合って正攻法の競馬で勝利を掴んだ。
今後は距離延長も視野に入れているとの事で中距離路線での活躍が期待出来る。
2着のインディチャンプはスプリンターズステークスを回避しローテーションに狂いがあったがやはりマイル戦では強さを発揮した。
福永騎手の頭脳プレーも光った。
3着のアドマイヤマーズも前目の競馬で一旦先頭のシーンもあったがスローペースの決め脚勝負では分が悪かった。
上位3頭の騎手の好騎乗が目についた半面、馬の特徴を理解せずスローペースの逃げでファンをがっかりさせたレシステンシアの北村騎手、何の工夫もなく後方追走から外を回して追い込んできただけのデムーロ騎手の不甲斐なさも目についた。
【第七弾】ジャパンカップ
こんな戦いが見られるのは一生のうち一度あるかないか、戦前に全国の競馬ファンが期待に胸を躍らせた世紀の一戦はその思いに違わぬ素晴らしい戦いとなった。
2020年秋のGⅠ第7戦ジャパンカップは三冠馬3頭が鎬を削る戦いとなった。
ゲート入りにてこずったウェイトゥパリス以外は互角のスタート、中でもアーモンドアイはいいスタートを切った。
注目の先行争いは予想通りキセキ、ヨシオ、トーラスジェミニの3頭が前に行くが1コーナーでヨシオに擦られる感じになったキセキがかかり気味になり大逃げの形となる。
1000m通過は驚異の57.9。
2年前の世界レコードよりも遥かに早いペースで飛ばしていく。
大きく離れた2番手集団にグローリーヴェイズ、アーモンドアイが続く。
その後ろにカレンブーケドール、デアリングタクト、3強の中ではコントレイルが一番後ろの位置取りとなった。
直線に入ってもキセキのリードはかなり大きかったがアーモンドアイの手ごたえはよくキセキとの差を見極めて追い出しのタイミングを計っている感じに見えた。
グローリーヴェイズが内にささり周りに馬がいないストレスフリーとなったところでルメール騎手がゴーサインを出すと残り150mの地点でキセキを捉えゴールを目指す。
外からコントレイル、内からデアリングタクトが迫るがアーモンドアイが振り切って先頭でゴール、見事に有終の美を飾った。
2着にはコントレイル、デアリングタクトが3着に入線した。
勝ったアーモンドアイ、前走の天皇賞で芝GⅠ8勝の新記録を達成し次走はどこになるかと注目されていたが中3週で無敗の三冠馬との対決を選択した。
そして2頭を退けて王者の貫禄を見せつけた。
関係者の英断に心から感謝したい。
ルメール騎手の好騎乗も光った。
直線では馬場の良い所かつ一番コースロスのないところを選択し絶妙のタイミングで追い出してキセキを捉え後続の追い上げを封じた。
これで芝GⅠ9勝目、獲得賞金も歴代1位となった。
再び史上最強馬論争の中に取り上げられる1頭となった。
いろいろ言われながらも2歳からコンスタントに出走し毎年GⅠを2勝以上し海外でもGⅠを勝った。
最強馬と呼ばれるにふさわしい名馬であろう。
2着のコントレイルは今回が初黒星、無敗で三冠馬となったシンボリルドルフ、ディープインパクト同様初の古馬との対戦は苦杯をなめる事となったが全く悲観する内容ではなく来年以降の活躍が楽しみで仕方がない。
3着のデアリングタクトも同様で今後のローテーションに注目したい。
戦前から3強による争いが予想され結果人気通りの本命戦となった訳だがJRAの売り上げは大幅に増加した。
良いレースを提供すれば馬券は勝手に売れるものだ。
競馬関係者にはそこを肝に銘じて欲しい。
ニン馬鹿版「今週のレース展望」
◉コントラチェック
◉ラストバブル厩舎
(ラストバブル)
★ラストバブルのレース展望
前走後は間隔的にもターコイズSに出走するものだと思っていた。
それにしてはやけに帰厩のタイミングが早いなとは思ったが、突然のラピスラズリ行きになった。
次こそは得意な舞台で得意なレースをと期待していたのは私だけではなかった筈だ。
何故?との疑問は皆が感じているが、理由は同厩舎のサンクデュエールのターコイズS参戦だろう。
負ければ後味の悪さしか残らず、勝ってモヤモヤを吹き飛ばしてもらいたい。
ただ私見としては全く条件は合わず、惨敗まで覚悟はしている。
★陣営のコメント
20/12/2 藤沢和厩舎
2日は美浦南芝コースで追い切りました(54秒4-38秒7-11秒8)。「先週は右回りの北馬場で追い切りを行いましたが、今週は南の本馬場にて追い切ることにしました。北村ジョッキーに手伝ってもらって先導馬を追いかけて伸ばしています。概ね問題ない動きで併入の形まで伸ばせていたようですよ。ただ、やはり右へ張るところがあり、北村も口向きの難しさが出ていることを言及していましたね…。体に因るのか、もしくは気持ち的にちょっと苦しさが出ているのかもしれませんが、今回は1200mのワンターンになるのでジョッキーに上手く対応してもらえたらと思っていますし、今後につながるような内容の走りを見せてもらえたらと願っています」(津曲助手)6日の中山競馬(ラピスラズリS・芝1200m)に丸山騎手で出走を予定しています。
★出走レース
ラピスラズリS 2020年12月6日 中山11R 芝1200㍍
◉パシフィスタ
◉おしゃべりコスパ厩舎
(おしゃべりコスパ)
★ラストバブルのレース展望
去勢後も中々勝てない。
喉鳴りも完治していないようで、鼻出血も発症。陣営も手探りの仕上げに見える。
調教では喉、鼻出血の兆候は見せていないものの、競馬で目一杯に走ってどうなるかは未知。
無事を祈るばかりだ。
★陣営のコメント
20/12/2 中川厩舎
2日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒8-53秒9-40秒2-12秒4)。「基本的には今週の中京への出走を考えていましたので、追い切りは輸送があることも考えてハードなものにせず、じわーっと動かして感触を確かめることにしました。ウッドチップコースへ入れて併せ馬を行ったのですが、パシフィスタが先行し、後ろから来る馬を待ってからじわーっと伸ばしていく形にしています。最後は半馬身くらい先着したかなと思えるほど楽な走りでしたよ。サーッと動かしただけだからというのもあるかもしれませんが、今日は喉の音もさほど気になりませんでしたし、太目感もないように映るので今週の競馬でいいのではないかなとも感じました。特別登録させていただいた2000mへ行くか、翌日の2200mに行くか、他も含めてですが相手関係をよく見たうえで決めたいと思います」(中川師)今のところ5日の中京競馬(栄特別・芝2000m)か6日の中京競馬(3歳上1勝クラス・芝2200m)に出走を予定しています。
★出走レース
栄特別 2020年12月5日 中京12R 芝2000㍍
いかがだったでしょうか!
以上が【ニンジン馬鹿クラブ週報(60)】今週はコントラチェックとパシフィスタが登場!【キャロット一口馬主】でした。
それではまた来週お会いしましょう。
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